はるかぜの愛慕録 

君に馳せる、いくつもの愛

夜に星を放つ

コロナで2人でずっと缶詰め生活をしていて、全く喧嘩をしなかったことが嬉しかった。

のに。

とうとう今晩台風が来た。我が家にも。

 

来なくてよかった。

楽しく穏やかにいたかった。

 

私は仲直りしないととてもつらくて、ここに語彙を持たずに綴るとまるで薄まってしまうのだけれど、しかしどうしようもなく本当につらくて耐えられない。

喧嘩したまま嫌な雰囲気のままその日が終わるなら大地震がきたほうがまだ耐えられる。

本当にかなしい。私にとったら世界の終わり!70年前の東京大空襲のよう!(なんて不謹慎!)

 

とにかく一大事だということなのだけれど、とにかく伝わらない。

 

「あなたはおかしいよ」

 

投げやりの審判に槍(やり、と読むらしい)が刺さってしまい死んでしまったというニュースを思い出すほど、胸をつらく刺すような言葉。愛している人にこんな言葉をいただいて、「うん。もう夜遅いしとりあえず寝るか…」なんて思えるものか!!

 

私は、とにかく悲しくて結局朝の5時になっても眠れずに今日読了した小説を手繰って悲しみをしのぐしかない。手でページを手繰った時の「カサ」と「パサ」の間のような音だけが今の私を見ていてくれているのだ。カサとパサの間を、文字にするならなんと書くべきだろう?いっそのこと新しい擬音を作って、今文化の発展が私の手によってなされたら!?なんて、本気で思い上がるのも、ひとつの凌ぐ技である。

 

夜に星を放つ とは、暗闇のような生きにくい日々だけど、確かにあなたを照らす小さな光は、あるからね。という意味なのだろうとご名答。

 

わたし、考える力ある〜!

考えること、やめられない。

 

 

私はわたしのままで、

怒ったりしないで。

 

とても悲しいんだよ。