0709
この宇宙をさまよい、ちまなこになって探したとして、君の腕の中で眠ること以上の至福など、私にあるだろうか。
君の腕に包まれて、君の首や胸に私の鼻をこすりつけて、ああ今日もだいすき、と、心で何度もとなえる。
それ以外のぬくもりを
安心を
喜びを
幸せを
私は知らない。知らないし、いらない。
子供の頃、だいすきなおじいちゃんの家に泊まったときに眠った布団の中、今思うと、あそこは夢のように幸せな場所だった。
それを思い出すことができたのは、君が私にまた夢のように幸せな場所をくれたからだろう。しかし君はポラリス、これからも続く私の夢なのである。
君と言い合ってケンカして仕事へ向かう電車の中でも、私の帰りたい場所は君の腕の中なんだ。
私の居場所は、君の腕の中って
思っても
信じても
いいかな。
次君がまたその腕で包んでくれたら、勇気を出して聞いてみよう。
君は、ポラリス
君は私のポラリス。