はるかぜの愛慕録 

君に馳せる、いくつもの愛

小さく満ちる

どうしようもなく好きだ

出逢ってしまった、運命の人

君のこと、どうしようもなく好き。

 

小満の初日、ぬるい風が私の髪を泳がせる

泳いでいる髪がはたはたと唇を叩くのを感じながら、そう思った。ああ、君のこと好きだ、って。

 

満ち足り始めたのかもしれない

 

 

 

 

君と少しだけ乗った新幹線のなか、

 

このまま2人、どこかへ行ってしまおうよと、

心の中で囁いていた。

 

夏、小満の夜風の中で君に愛のポエトリーを綴った。