はるかぜの愛慕録 

君に馳せる、いくつもの愛

夜に星を放つ

コロナで2人でずっと缶詰め生活をしていて、全く喧嘩をしなかったことが嬉しかった。 のに。 とうとう今晩台風が来た。我が家にも。 来なくてよかった。 楽しく穏やかにいたかった。 私は仲直りしないととてもつらくて、ここに語彙を持たずに綴るとまるで薄…

軽井沢 〜行き道のこと〜

7月は君と軽井沢を訪れた。 どれだけ遠回りしても、私たちは必ず手を取り合って素直に愛し合える。それにしても、軽井沢へ向かう初日はなかなか遠回りしてしまった。予定には随分と遅れて、家の鍵を閉めたのは夏の日が落ちる少し前といったところだった。 東…

だいすき

愛って

カレンダー何枚めくっても、君といたい 君といるとしあわせなんだ 君に包まれて眠る夜と、隣で君が寝ている朝なら いつまででも繰り返していきたい。 そんな日々を、日常と呼べるしあわせが 今も左手できらきらと光っている。 夜、朝、夜、朝、 君がくれた輪…

0709

この宇宙をさまよい、ちまなこになって探したとして、君の腕の中で眠ること以上の至福など、私にあるだろうか。 君の腕に包まれて、君の首や胸に私の鼻をこすりつけて、ああ今日もだいすき、と、心で何度もとなえる。 それ以外のぬくもりを 安心を 喜びを 幸…

カレンダー

30歳の君も、 35歳の君も、 40歳、50歳の君も、 80歳の君も。 ああ、すごく楽しみだ。 となりに座っている私はどんな私だろう 今よりずっとずっと、君のことよく知ってる私を、君がどんなふうに頼もしく思って甘えてくれるだろう。 ずっと一緒にいたい、な。

知っていた?

わたしは君よりも、柔らかく静かな夜が好きなんだよ。 君はわたしよりも、穏やかに晴れた昼間が好きなんだよ。 だから私たち、いつまでも好き同士なんだよ。 知っていた? わたしはずっと、気がついていたよ。

夜風の中でベンチに座って 薄暗い紺色の中で私たちは少しだけ街灯に照らされて、 君は飲ませてもらいたそうにわたしが差し出したペットボトルを一瞬見つめたのを、わたしは見逃さなかった。 こんな時までー、笑 こんな時までわたしに甘えたくて溶かされたく…

君がいたなら、どうやって写すだろう

昨日の夜中、まどろんでいたら君から優しい電話をもらった。 ああ、聞きたかった声 この声を耳に閉じ込めておけたらな。 そしてわたしは、君よりも君のことがわかってしまうから、それは厄介でもあるよね。 わたしのことを抱きしめてあげようと電話してくれ…

赤い髪、早足

今うずくまって泣いている私を 抱きしめてくれるの、 未来の君だったらいいな 君がいいです 寄り添ってほしくて、叶わなくて、 寂しい。 未来の君は 私を抱きしめてくれているかなあ 未来の私は、君にありがとうと言って 今度は君を抱きしめてあげれるよ い…

小さく満ちる

どうしようもなく好きだ 出逢ってしまった、運命の人 君のこと、どうしようもなく好き。 小満の初日、ぬるい風が私の髪を泳がせる 泳いでいる髪がはたはたと唇を叩くのを感じながら、そう思った。ああ、君のこと好きだ、って。 満ち足り始めたのかもしれない…

なんでこんな時まで足臭いのよ!と言ったわたしに、君が吹き出して笑ってしまった。 君が不器用で1番辛いのは君だよねと抱きしめた、包んだ肩は少し震えていた。 君とはずっと一緒にいるんだろうな、君の意地と甘えの狭間に優しく触ると、そんな確信が私の胸…

君の好きなところ

君の好きなところ 昨日ファミチキを食べてたところ 食べてね、と渡したそぼろご飯、食べてくれてたところ 1時7分に布団に来てくれたところ その時抱きしめてさせてくれたところ 朝起きたわたしにおいでと両の腕で包んでくれたところ 泣くことと途方に暮れる…