なんでこんな時まで足臭いのよ!と言ったわたしに、君が吹き出して笑ってしまった。
君が不器用で1番辛いのは君だよねと抱きしめた、包んだ肩は少し震えていた。
君とはずっと一緒にいるんだろうな、君の意地と甘えの狭間に優しく触ると、そんな確信が私の胸に根付いていることを改めて知るんだよ。
ケンカしてても食べないと言いながら、いつも最後はお皿が空っぽになっていかぎり。
君が本当はただ抱きしめてほしいこと、わたしが知っているかぎり。
あなたはきっと、わたしに抱きしめてもらうために生まれてきたかな。
わたしはきっと、あなたを抱きしめるために生まれてきたんだね。